関は1990年、大学院修了と同時に教え始めた中に、千葉県にある(現在は幕張新都心)関東鍼灸専門学校での心理学(当初は哲学も)の講義があり、現在に至っています。
そこで東洋医学にも造詣があり、今年、学術雑誌に鍼灸医学史に関する著書の書評を依頼され、掲載されました。
それが「〈治〉・〈癒〉のコペルニクス的転回に向けて」(『中国研究月報』2018年4月号、42-44頁)です。
書評した本は『古典のなかの〈治療世界〉―〈癒〉へのインサイドアウト』(白帝社、2016年)、著者は明治大学で関の同僚の角屋明彦氏です。
角屋氏は中国医学史が専門。「経絡」という鍼灸の発想=流派から、『黄帝内経』に始まる鍼灸医学誌史を捉えなおすという大胆な試みと評価しました。
さらに、角屋氏は今年、第二作『扁鵲の〈治療世界〉―〈全〉の医療』(白帝社、2018年)を発表されました。
また、この夏には東洋文庫アカデミアで夏期講座を催されます。
ここにお知らせし、他の東洋医学関係の情報も、随時、アップして行きたいと思っております。